【インカムゲイン】高配当株って儲かるの?|長期投資による資産形成で高配当投資は実はかなり効率が悪い

高配当株投資は効率が悪い!投資コラム

こんにちは!米国株投資でサイドFIREを目指している普通のサラリーマンエンジニアのkoko(@invest_koko) です。

koko
koko

高配当投資ってどうなの?

投資を始めた方にとって、最初に悩むのが成長株高配当株ではないでしょうか。


私も投資を始めた頃は高配当ETFを買ったり、グロース株を買ったりと一貫性の無い購入の仕方をしたと思えば、考えがコロコロ変わって売っていた時期がありました。


しかし、長期投資による資産形成で高配当投資って実は効率が悪いんです。

そもそも成長株と高配当株とは

成長株高配当株の違いについてざっくり解説していきます。


「もう知ってるよ!!」という方はスキップしちゃってください。

成長株・高配当株とは
  • 成長株
    →通称:グロース株 売上、利益の成長が高く将来的に株価が上がることが期待できる銘柄のこと

  • 高配当株
    →株価の上昇はあまり期待できないが配当利回りが高い銘柄

成長株(グロース株)とは

売上、利益の成長が高くて将来的に株価が上がることが期待できる銘柄のことです。


旬なサービスを提供していたり、今後期待される分野の事業を提供している特徴があり、IT系の企業がかなり多いです。


成長株の多くは、まだ黒字化していない企業もたくさんあります。


有名な企業ではいえば、Google、Amazon、Metaなどもグロース株に含まれます。


これらの企業は配当金を一切だしておらず、事業に投資していて、株価がどんどん上がっています。


最近、注目を集めている銘柄でいえば半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)が挙げられます。
こちらはエヌビディアのチャートです。

株価は5年間で10倍以上の成長で、時価総額1兆ドルに到達する次の企業と言われています。

koko
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GAFAと呼ばれる企業達と並んでいくってことだね。

グロース株の代表的な銘柄
  • Alphabet(Google)
  • Amazon
  • Meta(旧:Facebook)
  • Tesla
  • MongoDB
  • Square
  • CRWD
  • メルカリ
  • マネーフォワード

高配当株とは

高配当株は簡単に言えば、株価の上昇は見込めないが配当利回りが高い銘柄のことを一般的に差します。

バリュー株という呼ばれ方もします。

バリュー株

バリュー株は1株当たりの純資産に対して株価がどれくらい高いかを示すPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄のこと

高配当株の代表的な銘柄
  • IBM
  • ベライゾン
  • AT&T
  • コカ・コーラ
  • 日本たばこ産業
  • 三菱UFJファイナンシャル・グループ

高配当投資はなぜ人気?

高配当株投資が人気の理由
  • 配当金という不労所得ができるから
  • 配当金を積み上げるだけで株価は気にすることがないから

高配当投資はとても人気です。


SNSや書籍でも高配当投資を推進していることが多く、投資初心者も株価の値上がり益を狙う投資よりも配当を貰う方がハードルが低いと感じやすいことから高配当投資から参入する人も多いでしょう。

高配当投資がなぜ人気かといえば、”配当金“という不労所得が入ってくるという安心感があることが人気の理由と言えます。


株を保有しているだけで、決まったタイミングで配当が入ってくるというのは、精神衛生上かなり安心感がありますよね。

また、高配当投資だと貰える配当金に着目すれば良いので、株価をそこまで気にすることが必要がないという点も高配当投資が人気の要因の1つだと思います。

長期投資による資産形成で高配当投資はかなり効率が悪い

これから資産運用をし始める段階では高配当投資は、かなり効率が悪い投資方法なんです。


理由は、配当を貰うたびに税金がかかってしまうからですね。


投資をする人のほとんどが投資で成し遂げたいことと言えば、”総資産を増やす“だと思います。
投資をする中で資産形成の足を引っ張るのが”税金“です。


高配当投資というものは、投資先企業から配当金を貰い、配当金で株を買い足していく再投資を行う事によって資産を増やす投資方法です。

図でわかる高配当投資

配当を貰うたびに税金がかかることが効率を悪くする

配当金によるインカムも増えるし、不労所得もできるということから人気のある投資方法でもあるんですが、長期投資では配当を貰うたびに取られる税金が資産形成の効率をかなり悪くします。


株による配当金は、日本では20%の税金が配当金から取られます。


米国株の場合は加えて、現地での課税で10%も課せられるので、配当を貰っても計30%の税金が引かれてから私たちの手元に渡されるわけです。

しかも、最近は岸田総理が金融所得課税を見直そうかな?とか言ってるわけですよ・・・。

金融所得課税

配当や株式の売却の際に取られる税金のこと。先ほど説明した日本で取られる20%の税金がこの金融所得課税になります。

koko
koko

最近、Twitterで岸田さんの画像のネタツイが回っていたのはこのせいなのか(笑)


↓ネットでの反応↓

https://twitter.com/Kay_US_Stock/status/1461810052290027542


毎回配当金を貰うたびにこんなに税金を取られて、それから再投資をするってかなり効率悪いと思いませんか?



長期投資で見れば税金をずっと取られ続けて再投資していくことになります。

配当を貰うよりも企業側の方で事業投資に回してもらったり、自社株買いをして貰ったほうが毎回税金も取られずに効率が良いです。

米国株の場合に課せられる10%の税金は、外国税額控除制度を利用すれば米国で課せられた分は取り戻すことはできますが、手続きがめんどくさいうえに所得が高い人ではない限り額は取り戻すことができません。

高配当投資をしていると総資産に目を向けなくなる

高配当投資をしていると、株価がいくら下落しようとも買い増しをし続け配当金を積み上げれば良いというマインドになりがちです。


私も高配当ETFとか高配当投資をしようとしていた時は、既に配当金でFIREしているブロガーなどを見ていたのですが、だいたい「とにかく買い増しをし続ければ良い」という内容が多かった印象です。


高配当投資をしていると、次貰える配当金ばかりに目を向けてしまって株価が下落し続けた時などに起きる「総資産が減ること」を気にしなくなってしまいます。

成長株も高配当株もリスクがあることには変わらない

よく成長株は業績があまりよくならなくて株価の下落のリスクがあって怖いというリスクばかりイメージされがちです。


高配当株投資なら株価が下がったら買い増せばよいというリスクを回避している感が先行していますが、これは違います。

koko
koko

高配当株なら配当さえもらえれば安心!みたいな感じするよね


高配当株投資には貰える配当金が減るかもしれないという減配リスクがあります。


成長株も高配当株もリスクがあることには変わらないんです。

まとめ

今回のまとめ
  • 高配当株投資は配当を貰うたびに毎回税金が取られるため長期投資において効率が悪い
  • 成長株も高配当株もリスクがあることには変わらない

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