こんにちは!koko (@invest_koko) です。
私は米国株投資でサイドFIREを目指している普通のサラリーマンエンジニアです💻
中国はGDP世界2位の国でアメリカに次ぐ大国です。
昔は世界の工場と言われていた中国も、今はIT分野の成長が早く経済成長がどんどん加速しています。
投資先としてアメリカだけではなく、中国にも投資してみたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
中国株投資を始める前に中国株のルールや代表的な指数、証券取引所にメリット・デメリットなど知っておきたいですよね。
今回は中国株についてまるっと理解できるように解説していきます。
- 中国株の特徴
- →株式市場の種類
- →取引時間
- →中国株の大きな特徴である取引銘柄と通貨の違い
- 中国株のメリット
- 中国株のデメリット
- 中国株に投資する上で注意すべき点
- 中国株の代表的な銘柄
- 中国株が取引可能なネット証券
中国株の特徴(取引所や代表的な指数)
中国株といってもどこの証券取引所があるのか、取引はどの通貨で行うのかわからない点が多いと思います。
中国株の代表的な指数とか取引通貨を知りたいな!
中国株の特徴を下記の内容で詳しく解説していきます。
- 中国株の取引所
- 中国株の取引銘柄と通貨の違い
- 中国株の代表的な指数
- 中国株のメリット
中国の取引所
中国の証券取引所は下記の3つです。
- 上海証券取引所
- 香港証券取引所
- 深圳(しんせん)証券取引所
1つずつ紹介していきます。
上海証券取引所
上海証券取引所は中国の主要な取引所です。
2015年には時価総額5兆9000億ドルを超え、アメリカのニューヨークとNASDAQに次いで世界3位の規模にも一時的になりました。
めちゃくちゃ大きいじゃん!
香港証券取引所
香港証券取引所は香港の唯一の取引所です。
日本企業ではダイナムジャパンホールディングスや本間ゴルフ、オークラホールディングスなどが上場しています!
深圳(しんせん)証券取引所
深圳証券取引所は1700超の企業が取引を行っていて、アジアでは4番目の規模の証券取引所。
中国株の取引銘柄と通貨の違いについて
中国株が難しいのが取引銘柄と取引のための通貨が証券取引所ごとに違うところです。
ここでは、中国の3つの証券取引所における取引銘柄と取引通貨について解説していきます!
上海取引所の取引銘柄と通貨
上海証券取引所の場合下記のとおりです。
上海証券取引所 | A株 | B株 |
---|---|---|
取引通貨 | 人民元 | 米ドル |
取引制限 | 中国国内の投資家のみ*1 | 国内外問わず取引可能 |
銘柄数 | 1,295 | 51 |
本社の所在地 | 中国本土 | 中国本土 |
日本からの取引 | 原則× | 原則〇 |
取引単位 | 100株 | 100株*2 |
↓上海取引所の取引銘柄と通貨をわかりやすく図にしたものがこちら↓
香港証券取引所の取引銘柄と通貨
香港証券取引所の場合は下記の通りです。
香港証券取引所 | H株 | レッドチップ | 香港株 |
---|---|---|---|
取引通貨 | 香港ドル | 香港ドル | 香港ドル |
取引制限 | 国内外問わず取引可能 | 国内外問わず取引可能 | 国内外問わず取引可能 |
銘柄数 | 246 | 158 | 1,630 |
本社の所在地 | 中国本土 | 香港 | 香港 |
日本からの取引 | できる | できる | できる |
取引単位 | 銘柄による | 銘柄による | 銘柄による |
↓香港取引所の取引銘柄と通貨をわかりやすく図にしたものがこちら↓
深圳証券取引所の取引銘柄と通貨
深圳証券取引所の場合は下記の通りです。
深圳証券取引所 | A株 | B株 |
---|---|---|
取引通貨 | 人民元 | 香港ドル |
取引制限 | 中国国内の投資家のみ*1 | 国内外問わず取引可能 |
銘柄数 | 2,492 | 43 |
本社の所在地 | 中国本土 | 中国本土 |
日本からの取引 | 原則〇 | 原則〇 |
取引単位 | 100株 | 100株*2 |
↓深圳取引所の取引銘柄と通貨をわかりやすく図にしたものがこちら↓
中国株の代表的な指数
アメリカではS&P500やダウ工業株30種平均などの代表的な指数がありますよね。
もちろん中国にも指数があります。ここでは中国の代表的な指数を解説していきます!
- 上海50指数
- 上海総合指数
- 香港ハンセン指数
- CSI300指数
上海50指数
「上海50指数」は上海証券取引所の株価指数で上位50銘柄で構成されて、時価総額加重平均で算出されます。
A株は中国国内の投資家に取引が限定されているものだね!
上海総合指数
上海総合指数は上海証券取引所の株価指数で上場しているすべての50銘柄で構成されて、時価総額加重平均で算出されます。
香港ハンセン指数
香港証券取引所の株価指数で上位銘柄で構成されいていて、 時価総額加重平均で算出されます。
CSI300指数
CSI300指数は上海証券取引所と深圳証券取引所で取引される銘柄のうち上位300銘柄で構成される指数で、時価総額加重平均で算出されます。
上海と深圳の銘柄を組み合わせているんだね!
中国株の取引時間
上海証券取引所 | 上海証券取引所 | 香港証券取引所 | ||
---|---|---|---|---|
取引時間 | 月曜日~金曜日 | 月曜日~金曜日 | 月曜日~金曜日 | |
プレオープニング セッション | 日本時間 | 10:15~10:25 | 10:15~10:25 | 10:00~10:30 |
現地時間 | 9:15~9:25 | 9:15~9:25 | 9:00~9:30 | |
前場 | 日本時間 | 10:30~12:30 | 10:30~12:30 | 10:30~13:00 |
現地時間 | 9:30~11:30 | 9:30~11:30 | 9:30~12:00 | |
後場 | 日本時間 | 14:00~15:57 | 14:00~15:57 | 14:00~17:00 |
現地時間 | 13:00~14:57 | 13:00~14:57 | 13:00~16:00 | |
クロージング オークション セッション | 日本時間 | 15:57~16:00 | 15:57~16:00 | 17:00~17:10 |
現地時間 | 14:57~15:00 | 14:57~15:00 | 16:00~16:10 |
中国株に投資するメリット
中国株に投資するメリットを解説していきます。
- 株価の値動きが大きい
- 人口の多くて経済成長が期待できる
- 高配当銘柄が多い
- 一帯一路構想により大きく経済成長をする可能性も
株価の値動きが大きい
中国株は日本株と比べてみると値動きが大きいというメリットがあります。
短期的な取引をする方には利益が狙いやすくておすすめです。
値動きが激しいということは、値下がりする時も一気に落ちるので注意が必要です。
高配当銘柄が多い
中国株の大きなメリットとして高配当銘柄多いところが挙げられます。
配当利回りが5%を超える銘柄もあるので、高配当投資も可能です。
香港証券取引所の銘柄は配当金を貰った時に税金が発生しないので、かなり魅力的です。
中国肝いりの政策「一帯一路構想」により大きく経済成長する可能性がある
中国の国家戦略の1つ「一帯一路」構想は中国が全力で目指す巨大経済圏です。
陸は中国から中央アジア→東ヨーロッパ→西ヨーロッパへと続くシルクロード、海は中国から東南アジア→アフリカ→西ヨーロッパへと続くシルクロードで繋ぎます。
この巨大経済圏が完成すれば中国からヨーロッパまでの加盟国に物流が容易になり、中国の課題である生産余剰問題が解決し、中国が国際的な地位が高まる可能性があります。
これが中国経済を強くすることにも繋がります。
中国は圧倒的な人口数で巨大なマーケット
中国は人口が14億と世界でトップレベルで人口が多いため、国内も巨大なマーケットになっています。
海外企業も多く中国に進出していて、中国のマーケットを狙っています。
また、最近の中国はIT分野の成長が早くて国内でも製品やサービスが沢山提供されていて、国内だけでも十分に経済が回せる強みがあります。
このように人口が多く経済成長が期待できる環境は株価も同じように上昇していくと考えられているので投資するメリットがあると言えるでしょう。
中国株のデメリット
カントリーリスクが大きい
中国は社会主義国家ですので、政府の意向が強く重視されます。
特に、政府が大きな政策で民間企業への介入することが多いので、中国株に投資するのであれば中国政府の政策はこまめにチェックしておいた方が良いでしょう。
また、ここ最近の中国は人権問題や台湾や香港に対する覇権主義が世界的に懸念されていて、国際的に制裁を受ける立場になっています。
この制裁で企業の売り上げにも影響するケースが多いので注意しましょう。
Huaweiが制裁で散々な目にあっていましたね・・・
情報が日本で手に入りにくい
中国株は日本で情報を得にくいというデメリットがあります。
中国国内での出来事はニュースで見れるようになってきていますが、株式銘柄の情報まではそこまで入ってきません。
また、中国本土で情報を外に出すためにフィルターがかかっている可能性もあるので、正しい情報が入るかもグレーなところです。
粉飾決算もあり得る
中国の企業はよく粉飾決算が指摘されています。
そのたびにアメリカなどで上場している企業は上場廃止になっています。
「中国企業は粉飾決算が多い」という特徴は投資家にとって判断材料に正確性が無いため、投資をするのに大きなデメリットになります。
中国株の代表的な銘柄
中国株の代表的な銘柄をご紹介します。
騰訊控股(テンセント・ホールディングス)
テンセントは中国を代表する企業の1つで、WeChatやQQ、QZoneなどのコミュニケーションサービスを中心に提供している企業です。
最近ではゲームも提供していたり、映画などの分野にも事業が広がっています。
GAFAでいえばFacebookに近いポジションかな?
企業の時価総額は日本円にして22,1兆円です。日本のTOYOTAが18兆円なのでどれだけ大きいかわかります。
阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング)
アリババは中国を代表するECサイトのサービスを提供する企業です。
中国版Amazonと呼ばれたりします。
時価総額が日本円にして25兆円とテンセントと並ぶ中国の巨大企業です。
中国株の取引が可能なネット証券
中国株の取引きが可能なネット証券を紹介します。
SBI証券
SBI証券は中国株の取引きが可能です。
香港証券取引所のうち700銘柄近く取り扱っています。
NISA口座にも対応していますし、日本円で購入も可能です。
楽天証券
楽天証券も中国株の取引きが可能で、香港証券取引所の約600銘柄、上海証券取引所A株市場の約200銘柄の取引が可能です!
SBI証券と同じでNISA口座でも取引ができて、日本円での購入も可能です。
マネックス証券
マネックス証券は中国株のうち、香港証券取引所に上場している銘柄のうち2000銘柄も取引可能です。
SBI証券、楽天証券に比べて圧倒的な取引可能な銘柄数が多いところが強みです。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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